北海道と北海道貿易物産振興会などが全国の百貨店で開催する今年度の「北海道の物産と観光展」が9月に始まった。
9月3~16日の「そごう横浜店」を皮切りに、9月に4会場、10月に22会場、11月に4会場、年明けの1月に1会場と、全国27都市の31会場で開催し、北海道の自慢の味覚や観光を売り込む。
トップを切ってスタートした「そごう横浜店」には、道内各地から約60業者が出店=写真。地元直送の海や山の幸、特産品、ワイン、スイーツ類を販売し、イートインコーナでは海鮮丼や寿司(すし)、ラーメン、ソフトクリームなどを提供。
また、観光コーナーも設け、各市の担当者らがパンフレットを配って、紅葉の時期を迎えた観光名所をPRした。
そごう横浜店によると、会期の出だしは台風の影響を受けたが、その後、来場者も順調で、売り上げも胆振東部地震の復興支援で多かった昨年に並ぶなど、例年以上に盛況だったという。
北海道の物産と観光展は、毎年、全国で900万人を超える来場者があり、売上額も70億円に達するなど、人気の高いイベントだ。
貿易物産振興会では、「北海道の魅力満載の味覚を全国にお届けする。ぜひ、会場に足を運び楽しんでもらいたい」と、力を入れている。