東京都内で会見したＧＥＧのメッカ氏（左）とモンテカルロＳＢＭのビアモンティ氏
マカオでＩＲ（統合型リゾート）施設を展開するギャラクシー・エンターテインメント・グループ（ＧＥＧ、マイケル・メッカ取締役相談役）と、モナコ公国でカジノやホテルを運営するモンテカルロ・ソシエテ・デ・バン・ド・メール（モンテカルロＳＢＭ、ジャン―リュック・ビアモンティ会長兼ＣＥＯ）は９日、東京都港区のホテルオークラ東京で会見し、“日本独自のワールドクラスＩＲ構想”について発表した。
メッカ氏は「ＧＥＧとモンテカルロＳＢＭは、ＩＲが運営される地域コミュニティや都市だけでなく、日本経済にもポジティブで変革的な影響を及ぼすワールドクラスのＩＲの開発と運営を目指している。日本のパートナーと協力し、世界に日本を発信し、魅力的な観光地を創り出したい」と意気込みを語った。
ビアモンティ氏は「モナコ公国が株式の６０％を保有するモンテカルロＳＢＭは、１５０年以上にわたり、モナコが世界的観光地として成功し続けるための支援をし、ＩＲの経験を積んできた」と述べ、モンテカルロＳＢＭの沿革を紹介。その上で「アジアのＩＲ市場に精通し、成功しているＧＥＧと、ベスト・オブ・ヨーロッパのＩＲを運営するモンテカルロＳＢＭは戦略的パートナーシップを組み、“日本独自のワールドクラスＩＲ”の実現を目指す。日本に貢献できると確信している」と強調した。
ＧＥＧは、マカオで「ギャラクシー・マカオ」「ブロードウェイ・マカオ」「スターワールド・マカオ」などを展開。モンテカルロＳＢＭは、モナコで「カジノ・ド・モンテカルロ」を含む四つのカジノと四つのホテル（オテル・ド・パリ・モンテカルロ、オテル・エルミタージュ・モンテカルロ、モンテカルロ・ビーチ、モンテカルロ・ベイ・ホテル＆リゾート）などを運営している。
