プリンスホテル(東京都豊島区)は、野村不動産(東京都新宿区)が手掛ける国家公務員宿舎原町住宅跡地の再開発プロジェクト「恵比寿 旧国家公務員宿舎跡地 再開発プロジェクト」で2020年夏ごろ、次世代宿泊特化型ホテル「プリンス スマート イン 恵比寿」を開業すると発表した。
同ホテルは、82の客室を備え、ブランドコンセプトである「イノベーションを追求する宿泊特化型ホテル」を体現するため、ICT、AIを活用したサービスを提供する。恵比寿は、ITベンチャー企業集積地である渋谷の隣駅で、今後のビジネス需要の増加を見込めるほか、東京観光の拠点として観光客やビジネス需要を取り込む。
プリンス スマート インはプリンスホテルが新たに展開する次世代型宿泊特化ホテルブランドで、同ホテルが初めて発表する案件。
野村不動産は、JR恵比寿駅から徒歩約5分の場所にある国家公務員宿舎原町住宅の跡地を取得。分譲住宅と宿泊施設、保育施設、介護施設(デイサービス)からなる複合施設の建設を進める。プリンスホテルは、その一部となる宿泊施設として同ホテルを出店する。
「今後も首都圏や地方中心エリアに展開し、増加する訪日外国人旅行者やデジタルネイティブ世代の成長など、時代とともに変化するニーズに合わせた革新的な設備、サービスを通じて、顧客に快適な滞在を提供していきたい」とプリンスホテル担当者。