トリプラ、インドネシア市場進出へ 


トリプラの高橋和久代表取締役CEO(右)とCTOの鳥生氏(左)、BookandLink社の関係者ら(中央)

Book and LInk社の株式取得

 予約エンジン「tripla Book」などのtripla(トリプラ)はこのほど、日本政策投資銀行(DBJ)と共同で、インドネシアの宿泊施設を中心にITソリューションを展開するBookandLink社の株式を取得し、子会社化すると発表した。発行済み株式のうちトリプラが53%、DBJが47%を取得する。

 今回の子会社化によりトリプラは台湾、韓国に続くインドネシア市場への進出が実現し、同社グループ全体の導入施設数は7月末時点の2427施設から倍増し、4892施設となる見通し。

 シンガポールに本社を構えるBookandLink社は、同社の子会社を通じてインドネシアのバリ島を中心とした東南アジア5カ国の宿泊施設に、チャネルマネージャー(予約サイトコントローラー)の「CHANNELKU」や予約エンジンの「BOOKINGKU」などを提供。主力サービスのチャネルマネージャーは、現地のOTAをはじめ、海外大手OTAとも連携。また、PMSとの接続も常時拡張しており最近ではOracle社提供のOPERA Cloudとの連携を開始している。

 トリプラでは今後、現在BookandLinkが提供している予約エンジンをtripla Bookに切り替えることで機能拡張を行い、さらなる市場拡大を目指す。

 また、BookandLinkのチャネルマネージャーの技術を活用し、トリプラの新サービスとして「tripla Channel」を国内外に展開する。日本国内では来年度からテスト販売を行う予定となっている。

 

トリプラの高橋和久代表取締役CEO(右)とCTOの鳥生氏(左)、BookandLink社の関係者ら(中央)

 
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