スカイスキャナー「2018年夏休み 人気急上昇の旅行先トップ5」、1位青森・2位沖縄・3位北海道


 メタサーチのスカイスキャナーが発表した「2018年夏休み 人気急上昇の旅行先トップ5」は、1位青森、2位沖縄、3位北海道などとなった。

国内外の航空券・ホテル・レンタカーの比較検索サービスを提供するスカイスキャナージャパン株式会社(本社:東京都千代田区 https://www.skyscanner.jp/ )は、5日、「2018年夏休み 人気急上昇の旅行先トップ5」を発表しました。出発日が7月15日〜8月31日の航空券の予約状況を昨年と比較した結果、最も伸び率が高かった目的地は、国内では青森県、海外ではハワイでした。
  なお目的地での平均滞在日数を見ると、国内旅行が約3日、海外旅行では約8日で、昨年と比べ大きな変化はみられませんでした。予約日から出発日までの平均日数では、国内旅行の場合84.6日で、昨年の67.9日に比べ2週間以上早期化。海外旅行でも今年の平均が103.7日、昨年が71.5日で、30日以上早まっています。一方で出発日のピークは今年も昨年もお盆前後と変わりないため、旅行者の間では、より安い航空券を求めてより早めに予約する傾向があるとみられます。

2018年夏休み 人気急上昇の旅行先トップ5

国内トップ5

順位 都道府県名 伸び率
1 青森県 +60.9%
2 沖縄県 +47.2%
3 北海道 +40.9%
4 宮崎県 +26.3%
5 長崎県 +23.0%

海外トップ5

順位 国・地域名 伸び率
1 ハワイ +329.1%
2 ウズベキスタン +269.6%
3 モルディブ +226.4%
4 モンゴル +205.8%
5 ギリシャ +186.1%

調査方法: 2018年の夏休み期間(7月15日〜8月31日)における国内全空港発着便のスカイスキャナーでの予約席数と、2017年の同期間における予約席数を比較し、都道府県および国・地域ごとに伸び率順にランキングした。なお予約席数は、2018年の夏休みは2018年6月30日時点、2017年の夏休みは2017年6月30日時点の値。国内では2017年の予約席数が中央値、海外では平均値を下回る目的地は除外。 

海外伸び率1位、ハワイのビーチ。

海外伸び率1位、ハワイのビーチ。
国内の目的地を予約の伸び率順に見たランキングでは、青森県が+60.9%(約1.6倍)で1位でした。同県は「2018年ゴールデンウィーク 人気急上昇の旅行先トップ10」(4月17日発表)でも1位にランクインしており、旅行先としての人気の高まりがうかがえます。県内では7月〜8月にかけて、青森市の「青森ねぶた祭」や弘前市の「弘前ねぷたまつり」などさまざまな祭や花火大会が開催され、多くの観光客が訪れます。豊かな緑の中を力強く水が流れる奥入瀬渓流、世界最大級の原生的なブナ林が広がる世界自然遺産・白神山地など、夏のさなかに涼を感じられる景勝地も数多くあります。

2位・3位には、定番の旅行先である沖縄県と北海道がそれぞれ+47.2%(約1.5倍)、+40.9%(約1.4倍)の伸び率を見せてランクインしました。沖縄県では、7月にLCCのバニラエアが東京(成田)−石垣線・沖縄(那覇)−石垣線に就航しており、沖縄本島だけでなく石垣島、宮古島、久米島といった離島への便も好調です。北海道では、2017年9月にPeach Aviationが札幌(新千歳)−福岡線に就航、エアアジア・ジャパンが同10月に名古屋(中部)−札幌(新千歳)線に就航するなど、LCCによる路線の増加が伸び率アップに貢献。4位の宮崎県でも、LCCのジェットスター・ジャパンが2017年12月に東京(成田)−宮崎間で初めて定期運航便を開始しており、全体の予約増を後押ししています。

5位の長崎県は、6月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録が発表され、注目度がアップ。東京(羽田)、神戸といった出発空港からの予約が特に伸びています。今年9月にはジェットスター・ジャパンが東京(成田)−長崎線の就航を予定しており、アクセスはより便利になる見込みです。

海外の目的地の1位は、+329.1%(約4.3倍)の伸びを見せた定番のハワイでした。シンガポールのLCC、スクートが2017年12月に大阪(関西)−ホノルル線に就航したほか、JALが2018年4月から同路線で期間増便、8〜9月にはハワイアン航空が東京(成田)−ホノルル線で臨時便を運航しており、大阪(関西)・東京(成田)の両空港からの予約が大きく伸びています。2017年9月にはJALが東京(成田)−コナ線に再就航し、コナからハワイ入りする旅行者も増加しました。

2位のウズベキスタンは、東西の文化が交差する、シルクロードの“十字路”と呼ばれる国。見どころは、独特の青色が美しいタイル装飾のイスラム建築が建ち並ぶ“青の都”サマルカンド、砂漠の中の城壁に囲まれた街イチャン・カラなどで、4つのエリアが世界文化遺産に登録されています。2018年の2月以降、日本国籍保有者には30日以内の滞在に限りビザが免除されることになり、旅行がしやすくなりました。

3位は美しい海とビーチリゾートの国・モルディブ、4位は大草原で乗馬をしたり移動式住居「ゲル」に宿泊したりと遊牧民の文化が体験できるモンゴルです。5位には、パルテノン神殿ほか神話の世界に触れられる古代遺跡や、青いエーゲ海に白い家々が映えるサントリーニ島などで知られるギリシャがランクインしました。

 
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