テーマ別観光を促進
クラブツーリズムとDMO候補法人のソラヤマいしづち(愛媛県西条市)は3月29日、「石鎚山系広域観光におけるテーマ別観光促進のための包括連携協定」を締結した。地域と共創しながら地域活性化に寄与する。
協定は、ソラヤマいしづちが推進する石鎚山系の広域エリア(愛媛県西条市、久万高原町、高知県大川村、いの町)の観光振興および地域活性化、さらには新たな観光体験の創出を多角的にアプローチし、観光交流人口の拡大を目的としたもの。
連携では、(1)石鎚山系エリアの広域観光開発および誘客(2)地域の自然を生かした「ネイチャーテーマパーク構想」の実現(3)同エリアへの送客促進(4)その他、各当事者の協議により必要と認めた事項―に取り組む。
ネイチャーテーマパーク構想では、西日本最高峰の石鎚山系と瀬戸内海という地域資源を生かし、アウトドア、アクティビティに対する観光欲求を全て満たすコンテンツの磨き上げと、長期滞在型(ロングステイ)プログラムを構築する。メインターゲットをアウトドア趣向層に置いた、新たなコンテンツ造成とプロモーションを実施し、認知拡大と旅の目的地化を図る。
クラブツーリズムは、「20年以上にわたり手掛けている『テーマ旅行』で得た知見を、石鎚山系広域観光促進に生かす」と話す。「観光産業の活性化に向け、互いの持つリソースを効果的に活用した取り組みを進める」とソラヤマいしづち。
締結式に出席したクラブツーリズムの酒井博社長(右から2人目)、ソラヤマいしづちの玉井敏久(右から3人目)ら