【観国之光 456】GWの旅行動向 コロナ禍後発、混雑に拍車? 観光経済新聞 論説委員 内井高弘


円安などの影響で外国人旅行者も増えており、今年のGWの観光地は混雑しそうだ(東京・銀座)

 新型コロナウイルス感染症の5類移行後、初めてのゴールデンウイーク(GW)に突入している。4月30日~5月2日を休めば最大10連休となるが、大方は暦通りのGWとなりそうだ。

 JTBはGW(4月25日~5月5日)期間の国内旅行人数は物価高の影響もあり、前年比0.9%増の2280万人と推計。コロナ前の9割超まで回復する見込み。旅行先は近場が多いものの、前年に比べ分散傾向にあり、鉄道や航空機を利用した旅行が増えているという。旅行先は関東が最も多く、次いで近畿、東海の順。

 なお、平均費用は同3.7%増の3万6100円、旅行消費額は同4.7%増の8231億円となっている。

 KNT―CTホールディングスの調査によると、国内人気旅行先ランキングは、近年ほぼ毎シーズン首位だった千葉県を抑え、東京都が1位になった。以下、千葉県、北海道、三重県、兵庫県と続く。

 都の1位について同社は、コロナ禍以降に新しいホテルが続々とオープンしていることや、食のランドマーク「豊洲 先客万来」が2月にオープンしたのをはじめ、3月にはお台場に新たなテーマパーク「イマーシブ・フォート東京」、4月には恵比寿に「エビス ブルワリー トウキョウ」がオープンするなど、話題性を集めているのが要因とみている。

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