JTBが15日に発表したグループ会社12社計の昨年12月の旅行取扱額は前年同月比3.9%増の1396億4700万円だった。うち国内旅行は1.7%増の839億3900万円となった。
国内旅行の内訳を見ると団体旅行は23.5%増。一般団体は42.5%増、教育団体は0.9%増だった。
企画商品は0.9%減で、うちブランド「エースJTB」は2.1%減。方面別の状況を首都圏発エースの取扱人員で見ると、前年を上回ったのは6.2%増の北海道と0.8%増の関東の2方面のみ。一方、10.6%減の近畿、10.1%減の東北、9.2%減の沖縄などが前年を下回った。
海外旅行は7.7%増の487億7200万円。団体旅行が14.0%増、企画商品が6.2%増だった。
国際旅行は6.2%増の69億3600万円となった。訪日外国人向けパッケージツアー「サンライズツアー」の2日付の人員ベースでの予約状況は、1月が1.4%減。大相撲1月場所を観戦するツアーが5%増だった。地域別では北海道が91.8%増、中部が37.0%増、沖縄が288.6%増と好調に推移。先行状況は2月が2.8%増、3月が2.2%増、4月が2.9%増となっている。
2018年度4~12月の累計では、総取扱額は1.2%減の1兆3173億8800万円。国内旅行は4.1%減の7863億9100万円、海外旅行が2.9%増の4606億8900万円、国際旅行が5.6%増の703億800万円だった。