
日本商工会議所はこのほど、2023年度「全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞」の大賞に、結城商工会議所(茨城県結城市)の「まちなか音楽祭『結いのおと』」を選んだ。表彰式は2月22日、水戸市で開催予定の「全国商工会議所観光振興大会2024in水戸」の全体会議で行う。同大賞は08年度に創設、今回で14回目となる。
結城商工会議所は、まちづくり機関であるTMO結城会社と連携して「結いプロジェクト」の活動に取り組んでおり、14年から回遊型の音楽祭「結いのおと」を開催している。
寺社仏閣や酒蔵、結城紬の産地問屋などをユニークべニューとしてライブステージに活用。出演者には結城紬を着てもらい、参加者に着物のレンタルを行うなど独自の試みがSNSでも大きな反響があったという。
当初の動員数は200人程度だったが、開催を重ねるたびに話題となり、23年度は2日間で1万人を超えるなど一大イベントに成長。経済効果は6千万円ほどで、新たな雇用も生み出していることなどが高く評価された。
優秀賞は、小松商工会議所(石川県小松市)の「オープンファクトリー『GENBA』モノヅクリエキスポ」が受賞。
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