
大建工業(東京都千代田区)はこのほど、インテリア畳「ここち和座 置き敷きタイプ」=写真=が、日本の優れた商品やサービスを表彰する「2023年度第1期OMOTENASHI Selection(おもてなしセレクション)」を初受賞したと発表した。
OMOTENASHI Selectionは、「おもてなし心」あふれる商品やサービスを世界に広めるため2015年に創設された賞。
今回受賞したここち和座 置き敷きタイプは、フローリングの上に置くだけで手軽に畳の床座スペースを設けることができる薄型の完成畳。表面材に、イ草に代わる天然材料として機械すき和紙を原材料とする「畳おもて」を使用し、イ草に近い外観や肌触りを持ちながら、カビやダニが発生しにくい、耐久性や撥水性、抗菌性などが優れているなどの特徴を持ち、快適性と実用性を兼ね備えた使いやすい製品となっている。
近年、伝統的な和室が減少し、フローリング仕様の洋室が増加する中、リビングの一角に畳コーナーを設けるなど、和モダンのデザインテイストは依然として人気が高く、宿泊施設や商業施設においてもインバウンド需要を見据え、日本文化を表現する畳を使用した「和空間」が再評価されている。これらのニーズに応えるため、同製品は畳本来の伝統的な色柄からポップで個性的な色柄まで、多彩なバリエーションを取りそろえる。
「優れた機能性やデザイン性が同アワードの受賞において高く評価されたものと受け止めている」と同社。「今後も、安全、安心、健康、快適な暮らしを担う空間づくりに貢献するため、同製品の普及促進や認知拡大に努めたい」としている。