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JTBは8月24日、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)と共同で、宇宙産業に興味を持つ自治体や民間企業を対象として、宇宙産業への参入支援に関するサービス開発に向けたトライアルを開始すると発表した。
両社が持つ強みである全国の自治体やJAXA、宇宙関連企業とのネットワークと産業構造変革に向けた提供機能を活用した、国内のスペースポートや宇宙産業拠点への視察や企業マッチング、ファイナンスやコンサルティングを一気通貫型で提供。宇宙産業の地域産業化による「宇宙の街づくり」に寄与することで、多くの地域で課題になっている産業構造変革に向けた課題解決や関係人口の増大を目指す。
JTBは、これまで国内のスペースポートや宇宙拠点への視察ツアーのほか、宇宙ビジネス講演会、宇宙産業と地元関係者によるワークショップ、学生向け宇宙体験コンテンツ開発など、全国で宇宙関連のサービスを手掛けてきた。
MURCは、総合金融グループのシンクタンク・コンサルティングファームとして、宇宙産業に関してもESGや非宇宙産業からの技術転用といったテーマでJAXAや宇宙関連プレイヤーからの調査、受託研究を実施してきた。
想定しているトライアル内容は、国内外スペースポートや宇宙産業拠点の視察支援や、地域の宇宙産業拡大に向けたポテンシャル調査や地域の強みを生かした戦略策定、調査。宇宙関連事業に関する協議会やセミナー開催の支援なども行う。
計画では2024年度上期までに3~5カ所の先行地域でニーズ検証などを実施し、課題や効果を明確化。24年度下期以降にトライアルを通じたサービス開発や地域拡大、パートナリングを実施した上で本格的な活動を開始し、25年度には10以上の地域へ拡大する。