JTBは、アライアンス航空とオーストラリア国内航空路線チャーター契約を締結した。
ここ数年、日本からのオーストラリアへの国際線は新機材導入や新規就航などにより、座席供給量は拡大しています。しかしその供給は、ケアンズ、ブリスベン、シドニー、メルボルンなど、オーストラリア東海岸に集中しており、さらにオーストラリア経済の活性化やグローバルな旅行需要の高まりにより、オーストラリア東海岸各都市から内陸部への国内航空路線の座席確保は年々厳しさが増しています。このため、JTBグループは、オーストラリアのアライアンス航空株式会社と国内航空路線チャーター契約を日本の旅行会社として初めて締結し、オーストラリア国内航空路線の座席確保の課題解決を図ることとしました。
アライアンス航空株式会社は、2002年設立のオーストラリア最大規模のチャーター航空会社であり、国際航空運送協会(IATA)が設定した安全監査プログラム(IOSA)を取得しています。また、国内線チャーター会社 として、オーストラリア国内外の団体旅客も数多く取り扱っていることから、旅客のニーズに合わせた融通性の高い行程を設定することができます。
JTBグループは、2018年度「グローバル・デスティネーション・キャンペーン」としてオーストラリアを対象に展開します。今回のアライアンス航空との国内航空路線チャーター契約を活用して、定期国内線では座席確保が難しいウルル(エアーズロック)などオーストラリア内陸部への利便性向上を図った商品展開を行い、更なるオーストラリアへの送客拡大を図ります。この商品は、法人旅行、教育旅行、個人旅行(ルックJTB、JTB旅物語)などJTBグループのあらゆるチャネルで展開してまいります。まずは、「JTB旅物語」において、ゴールドコーストからアライアンス航空チャーターフライトを利用したエアーズロック1日観光を組み込んだ商品を、2月下旬に発表します。