宿泊観光促進へ相互協力 新幹線の顧客基盤生かす
JR東海と奈良県は12日、観光振興に関する連携協定を締結した。同県への宿泊観光の促進を目指して両者が相互に連携・協力し、観光地としての魅力向上、首都圏などにおける観光情報の発信に取り組む。同社が都道府県レベルの自治体と観光分野で連携協定を結ぶのは初めてという。
同県は、三つの世界遺産をはじめ、国宝や重要文化財などの歴史的、文化的価値の高い観光資源を豊富に有しているとともに、雄大な自然にも恵まれている。一方で、県中南部への観光需要が少ないことや、日帰り観光がメインで観光消費額が低いといった課題を抱えている。【記事提供:交通新聞】
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