JR東日本は、社内新事業創造プログラム「ON1000」(オンセン)から生まれた事業アイデア3件のサービス「ベビカル」「Pawstep(パウステップ)」「BUSKIP(バスキップ)」を開始する。JR東日本グループ約7万人全社員を対象としたアイデア募集型プログラムからイノベーションを創出する。
ON1000は、前例にとらわれない新たな発想でイノベーションを連続的に生み出すことを目的に2018年から始動。これまで3年間で2500件を超えるアイデアのエントリーがあった。
ベビカルは、4月22日からサービスを開始する。子育て世代が子どもと気軽に外出できる社会の実現を目的とした、外出先でも便利に利用できる予約可能なベビーカーのレンタルサービス。運営は、JR東日本とジェイアール東日本企画が共同出資するJREベビーカーシェアリング有限責任事業組合が担う。予約可能なベビーカーのレンタルサービスは、鉄道事業者として初のサービス開始となる。展開箇所は、東京駅、新宿駅、川崎駅など首都圏主要駅18カ所でスタートする予定。利用料金は1時間250円で、以降30分ごとに100円(最大料金設定有り)。
Pawstepは、4月28日からサービスを開始。愛犬、愛猫の健康維持、向上を目的としたペット総合情報サービスウェブサイトを運営する。ペットとの健やかな暮らしをサポ―トし、ペットとともに安心して暮らせる環境を目指して(1)ペット保険比較サイトの運営(2)ペットの健康維持、向上に役立つ情報の発信(3)ペットフードの販売―を行う。ペットフードの販売では、JRE MALLに「ペット用品」カテゴリを新たに設けて販売する。
BUSKIPは、4月29日にバスツアーの検索、予約サービスとして開始。バスツアー商品の行程の一部を利用できるバス旅行商品、さまざまな旅行会社が企画、催行するバスツアー商品の2種類の商品を取り扱う。既存バスツアーの行程の中から、行きたい観光スポットを部分的に巡るプランを選び、利用することで、個人旅行や車の運転が難しい人でも満足度の高い旅を可能にする。