環境、経済、安定を向上
JR東日本はこのほど、新たなエネルギー戦略として「エネルギービジョン2027~つなぐ~」を策定した。コンセプトは「エネルギーがつなぐ 未来をつなぐ」。同社グループの強みである「つくる」「送る・ためる」「使う」の一貫したエネルギーネットワークでエネルギーの環境性、経済性、安定性を向上させるとともに、サステナブルな社会の実現、地域や社会への貢献を目指す。
同社はこれまで、グループ経営ビジョン「変革2027」で「ESG経営の実践」を経営の柱と掲げ、「ゼロカーボン・チャレンジ2050」などエネルギーを通じた社会課題の解決に取り組んできた。
同ビジョンでは、コロナ禍で進むライフスタイルの変化や世界的な脱炭素化の加速、エネルギー情勢など周辺環境の変化に対応。変革2027のレベルとスピードを一層加速する。
今後は、(1)再生可能エネルギー(太陽光、風力、地熱など)の拡大(2)自営電力である川崎火力発電所の脱炭素化(3)送電設備メンテナンスの検査品質向上(4)超伝導技術の応用(5)環境に優しい駅づくり(6)エネルギーの多様化(水素活用)(7)ゼロカーボンでサステナブルな環境先導まちづくりの取り組み―などを行う。