マカオに本拠地を構える総合エンターテインメント企業サンシティグループの日本法人、サンシティグループホールディングスジャパン(東京都港区)は、地域の人が利用できるコミュニケーションスペースを併設した事務所を和歌山市内にこのほど開設した。
同社は、和歌山県が実施する「和歌山県特定複合観光施設設置運営事業」(IR事業)の公募へ参加。「和歌山の豊かな観光資源や自然を生かし、老若男女が楽しめるエンターテインメント、ビジネス拠点、世界の人々が訪れる独創的な滞在型施設として、世界でも唯一無二の統合型リゾート『和歌山IR2.0』の実現を目指している」という。
今回新設する和歌山事務所は、「和歌山IR2.0」の具現化に向けた地域に根差した推進拠点。和歌山の地域活性化に取り組む人が自由に活用できるコミュニケーションスポットを目指す。
南海電鉄の和歌山大学前(ふじと台)駅に直結。事務所スペースに加えて、一般の人が利用できる約354平方メートルのオープンスペースを設けた。「和歌山IR2.0」を紹介するコンセプトムービーや施設模型を公開するほか、市民が活用できるコミュニティスペースやカフェを併設。
新型コロナウイルス感染症拡大防止に努めながら、正式なグランドオープン時期を模索。グランドオープン後は、イベントスペースで依存症対策セミナーや和歌山活性化アイデアソンなど、各種イベントを順次企画、開催していく予定。
事務所のレセプション