岐阜県高山市の飛騨・高山観光コンベンション協会は26日、地元・飛騨高山の地酒を飲み比べするイベントを開始する。これまで、市内の造り酒屋が交代で酒蔵を公開していたが、今回から参加者自らが酒蔵を巡る方式に変更した。実に「45年ぶりのリニューアル」という。
従来の「酒蔵めぐり」は、市内にある6軒の造り酒屋が酒蔵を1週間交代で公開、酒蔵ガイドが案内していた。今回から「飛騨高山・7蔵のん兵衛まつり」と名称を変え、新しいスタイルで飛騨高山の地酒を味わってもらう。26日には盛況を祈念してオープニングセレモニーを行う。まつりは2月29日まで開催。
参加するのは高山を象徴する古い街並みにある平瀬酒造店、川尻酒造場、二木酒造、平田酒造場、船坂酒造店、原田酒造場、老田酒造店の七つの蔵元。
蔵元やバスセンター、観光案内所のほか、ひだホテルプラザ、本陣平野屋などの宿泊施設で販売する「飛騨高山御酒飲帳」(3千円)を購入。御酒飲帳には記念の杯と特製エコバッグが付いており、杯を使用して蔵元で2種類の日本酒が飲める。バッグは酒や土産を入れて持ち歩くのに便利だ。
蔵元に設置されているスタンプを御酒飲帳の蔵元欄に押印し、七つ集めると達成記念として「飛騨の漬物」がもらえる。また、蔵元で日本酒などの商品を購入し、確認印を集めると豪華賞品が当たる抽選に参加できる。
集めた確認印の数で当選確率が変わり、3個で1倍、5個で2倍と、集めるほど当選確率が高くなるという。
ちなみに、1等はペア宿泊優待券3万円相当となっている。
御酒飲帳(左)を購入すると記念杯とエコバッグが付いてくる