静岡県富士宮市と静岡ガス(静岡市駿河区)はこのほど、観光客の急増に対し不足する駐車場の問題を連携して解消するために「シェアリングエコノミーを通じた資源の有効活用及び地域活性化に関する連携協定」を結んだ。2017年12月に開館した「静岡県富士山世界遺産センター」への来訪者が増え続けているなど、増える観光需要に対し、同市の市街地エリアを対象に、空き地や既存店舗、病院などの駐車場を定休日などの空き時間に来訪者へ開放し、地域活性化に結び付ける。
シェアリングエコノミーでは、静岡ガスがベンチャー企業「軒先」と提携して17年12月に開始した駐車場シェアサービス「SHIZGASエネリアパーキング」を活用。同サービスは、登録料や月会費がなく、ウェブで事前予約できる。車の出入りが自由にできる1日固定料金を採用している。現在は、約50台分の駐車場が登録されている。
同市担当者は、「以前から観光客が多いエリアに富士山世界遺産センターがオープンし、駐車場確保は問題となっている。地域で使用されていない駐車場など『遊休資源』を生かし、スムーズに観光客を地元商店街などにも誘導し、地域の活性化につなげたい」と語った。
両者は、ウェブが苦手な駐車場の所有者への登録作業のサポートや直接説明なども実施している。