雲仙、国立公園80周年祝う


ロゴマーク入りのケーキの後ろでバースデーソングを歌う地元の子供たち

ロゴマーク入りのケーキの後ろでバースデーソングを歌う地元の子供たち

 雲仙(長崎県)の国立公園指定80周年と島原半島(同)の世界ジオパーク認定5周年を祝う「キックオフイベント」が16日、島原半島の雲仙、島原、南島原3市の境界にある仁田峠で行われた。周年の記念事業実行委員会(会長=金澤秀三郎・雲仙市長)が主催。地元の行政や観光関係者らが出席した式典では、周年記念のロゴマークを発表したほか、雲仙温泉の旅館関係者が開発した「雲仙ハヤシ」など、新しいご当地グルメを披露した。

 雲仙は1934年3月16日、瀬戸内海、霧島とともに日本初の国立公園に指定。1956年に熊本県天草が追加され、現在の「雲仙天草国立公園」に改称された。

 また2009年は雲仙を含めた島原半島全体が国内初の世界ジオパークに認定されている。

 式典で金澤市長、雲仙温泉観光協会の石田総一会長(東園社長)らは「国立公園の保護と活用、交流人口の拡大を引き続き進めてまいりたい」とあいさつ。地元の子供たちが周年を祝うバースデーソングを島原半島各地のゆるキャラとともに披露した。

 ロゴマークは全国から208点の応募があり、この中からグラフィックデザイナーの上林賢次氏の作品を採用。数字の「80」「5」と山を表現したデザインで、今後PRグッズなどに使用する。

 新しいご当地グルメ「雲仙ハヤシ」は、昭和初期に外国人の長期滞在客向けに提供していた洋風丼を現代風にアレンジしたもの。雲仙温泉の旅館や飲食店15店で提供する。このほか地元の野菜を使ったサラダとスムージーも提供。“新三大ご当地グルメ”として売り出す。

 地元では今回のキックオフイベントを皮切りに、さまざまな記念事業を実施。8月23日に雲仙ゴルフ場で「記念式典」を行うほか、半島を歩くウォーキングフェスタや、雲仙岳のフォトコンテスト、女子旅のモニターツアーなどを予定している。

ロゴマーク入りのケーキの後ろでバースデーソングを歌う地元の子供たち
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