阪急交通社は5日、今年12月に定期運行を終えるJR東日本の「現美新幹線」=写真=を旅程に組み入れたツアーを発売した。上野―仙台間で貸し切り運行するのは旅行会社で初めてという。
現美新幹線は2016年4月に運行開始。「移動する現代アートの美術館」をコンセプトにした車両で、芸術鑑賞と列車の旅が楽しめる。
ツアーは通常運行しない上野―仙台間と、新潟―上野間(新潟―越後湯沢間は定期運行あり)を2日間にわたり2往復貸し切り運行し、「東京、仙台、新潟から東北や上越、関東方面の旅行商品として企画した」という。
11月12、13日、12月8、9日の4日間限定。11月12日に実施する上野発「秋保・瀬波2つの名湯・名旅館をめぐる 晩秋のおもいで3日間」は、塩釜神社や立石寺、新発田城などを巡り、秋保温泉のホテルニュー水戸屋、瀬波温泉の大観荘せなみの湯に泊まる。旅行代金は大人1人12万5千円だが、Go Toトラベル支援金適用後は9万7千円になる。