長野県は1日、那覇市で観光商談会と教育旅行説明会を開いた。10月31日の、信州まつもと空港と那覇空港を結ぶ日本トランスオーシャン航空のチャーター便就航に合わせた交流事業で、オンライン商談会と併せハイブリッド方式で開催した。
「県の観光情報を沖縄県の現地旅行会社に知ってもらうことによる長野県への旅行ツアー造成と、教育旅行の誘致拡大を図ることが目的」と主催の長野県観光機構。
当日は、長野県の関昇一郎副知事をはじめ宿泊施設などの関係者と、沖縄県の旅行会社など約60人が参加。観光プロモーションに加え、ブース形式による商談、教育旅行説明会を行った。
冒頭、登壇した関副知事は、「沖縄県と長野県との交流促進は両県が持つそれぞれの特徴的な魅力を生かし交流拡大を図るため、令和元年度より進めてきた。四季折々の魅力的なコンテンツや、食などを紹介したい。特に来春は、諏訪の御柱祭、長野市の善光寺御開帳など大型催事が予定されている。また、長野県の高校修学旅行の約6割は沖縄県を訪れているので、沖縄県の高校生にも長野県にお越しいただきたい。県では、信州まつもと空港と、那覇空港の路線開設を目指しており、まずは双方向のチャーター便を定期的に運航したい」などと述べた=写真。
観光商談会、教育旅行説明会の開催と併せて、1、2の両日には、長野県の名産品を販売する長野フェアが、3日には「日本酒、ワイン、シードルと酒のつまみ」をテーマに食材提案会も催した。