JTB協定旅館ホテル連盟の埼玉支部(支部長=町田啓介・ゆの宿和どう社長)が呼び掛けて、埼玉県秩父市で10月25日、秩父エリアの旅館・ホテルや飲食店に向け長崎県の海産物の試食商談会が開かれた。献立に長崎県産の海産物を組み込んでもらい、7月の九州北部豪雨で被害を受けた長崎県を支援するのが狙い。
長崎県の海産物が11月1日から最短で翌日に秩父エリアに届くようになることから、その活用を長崎県から依頼された埼玉県の意向を受けて試食商談会が企画された。JTB旅ホ連のほか、秩父地域インバウンド協議会、秩父旅館組合に属する宿泊施設や飲食店、両県関係者など約60人が参加した。
会場では、五島市、新上五島町、壱岐、対馬市の各地域の海産物を試食しながら商談が活発に行われた。
町田会長は「特に、生ものは鮮度が良く、参加者からの評価が高かった。JTB旅ホ連として、埼玉と同じ海なし県である栃木、群馬、山梨など横に取り組みを広げていきたい」と話す。