順守施設に認証マーク
長崎県の長崎、雲仙、佐世保3市の官民はこのほど、宿泊施設の新型コロナウイルス感染予防対策について、独自のガイドラインを長崎大学の監修で作成した。順守する宿泊施設にはオリジナルの認証マークを発行している。
事業の名称は「ｔｅａｍ ＮＡＧＡＳＡＫＩ ＳＡＦＥＴＹ（チーム長崎セーフティ）」。3市の行政、旅館・ホテル組合、観光協会による「新型コロナウイルス予防対策認定実行委員会」が推進している。感染予防と共に、Ｇｏ Ｔｏトラベルキャンペーンが全国的に展開される中で、消費者に施設の安全性を可視化し、域内への誘客につなげる狙いもある。
ガイドラインは「施設内の定期的な消毒（1日2回以上）を行う」「食事会場における人数、滞在時間の制限を設けるなど、3密を避ける工夫に取り組んでいる」「疑い例のお客さまが出た場合に備えて事前に『隔離部屋（隔離エリア）』を決めておく」など、58のチェック項目を設定。これら項目を順守する宿泊施設に認証マーク入りのステッカーとポスターを交付し、館内の見やすい場所に掲示してもらう。
認証は実行委員会による実地審査で行う。認証を目指す宿泊施設は、長崎大学監修のビデオ教材で予防対策を全従業員に学んでもらう。
新規の認証は12月まで実施。認証を受けた宿泊施設の一覧は、長崎国際観光コンベンション協会、雲仙市役所、雲仙温泉観光協会、小浜温泉観光協会、佐世保観光コンベンション協会の各ホームページに掲載されている。
