旅館・ホテル向け送客通知システム「らく通PLUS」の開発、販売を行う鉄道情報システム(JRシステム)は9月上旬から、らく通と宿泊予約サイト「アゴダ」との接続を実施した。アゴダは、世界各国16万軒以上のホテルとネットワークを構築し、低価格での客室提供が特徴。
らく通は今年の7月、世界最大の宿泊予約サイト「エクスペディア」との接続を開始したが、今回はそれに続くもの。海外からの予約通知の管理強化を望むニーズにこたえた。JRシステムでは今後も、海外のホテル予約サイトとの接続拡大を進めていく計画だ。
現在、らく通を導入している施設のうち約280軒がアゴダやエクスペディアを取り扱っているが、従来の国内のリアルやネットエージェントとの取り扱いと同様、利用料金の追加変更などは一切なく使える。国内、海外ともに一元的に在庫を管理でき、「ランニングコストを抑えての効率的な業務運営が可能」と同社。
らく通は、センターサーバと端末側ソフトが連動しながら稼動するシステムで、簡単な操作で業務を実行できる。万が一、災害などで端末が故障してもセンターサーバが保有するバックアップデータで回復できることから安心して使える。サポートセンターは年中無休で、きめ細かな業務支援を実現。導入施設から高い評価を得ている。
問い合わせ先は、JRシステム(TEL042・573・6420)まで。