北海道内宿泊業大手の野口観光(本社=登別市)の野口秀夫会長が昨年12月15日、膵臓(すいぞう)がんのため死去した。74歳。通夜、葬儀は近親者のみで行ったが、2月にお別れ会を開く予定。
野口氏は登別市出身で、早大商学部を卒業後、父親が創業した登別プリンスホテル(現野口観光)に入社し、副社長を経て99年社長に就任。近年は観光業界の人材育成にも力を注ぎ、18年には2年制の「野口観光ホテルプロフェッショナル学院」(苫小牧市)を開設して専門人材を送り出すなど、北海道観光の発展に貢献した。昨年6月、副社長である長男の和秀氏に社長職を譲り、代表取締役会長に就いていた。
故 野口会長