日本旅行業協会(JATA)は10月27日、北海道、北海道観光振興機構の協力のもと、全国旅行支援割(HOKKAIDO LOVE!割)を契機とした道東プロモーションを展開することを発表した。旅行会社8社が参画し、観光の力で需要が大きく落ち込む道東、世界自然遺産・知床への誘客を促進する。
道東プロモーションは、今年4月に発生した知床遊覧船沈没事故以降、観光への影響が長引き、多くの観光関連事業者が厳しい経営状況に追い込まれ、知床での観光の存続が危ぶまれている状況を打破するもの。今年4~9月の知床の宿泊実績は、2021年同期比45%増、19年同期比44%減で、全道(21年同期比45%増、19年同期比38%減)に比べて回復が遅れている。
同プロモーションには、近畿日本ツーリスト、クラブツーリズム、日本旅行、JTB、東武トップツアーズ、エイチ・アイ・エス、読売旅行、阪急交通社の会員計8社が参画。各社は、道東への旅行商品を設定し、共同でのホームページや広告でのプロモーションを実施する。
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