大阪の観光名所、通天閣(大阪市浪速区)のリニューアル工事が終わり、9月22日、およそ1年ぶりに点灯した。同日の点灯式には大阪府の吉村洋文知事も出席、「2025年の大阪・関西万博でも、通天閣から大阪に元気を、素晴らしい光を届けてもらいたい」と述べた。
屋外広告看板のリニューアル工事は昨年8月から行われた。広告を出している日立製作所によると、従来のネオン管の使用を廃止し、LED照明に切り替えた。光がより映えるよう塔の色もグレーからシルバーにした。
同社の小島啓二・執行役社長兼CEOは「多言語対応が可能になったため、海外の人も多く訪れる通天閣でさまざまなメッセージを出していきたい。万博もあり、どんどん盛り上がっていく大阪をサポートしたい」とし、通天閣の火を絶やさぬよう、日立としてサポートし続けていくことを強調した。
万博公式キャラクターの「ミャクミャク」や通天閣代表「ビリケンちゃん」が光のメッセンジャーとして登場、西上雅章・通天閣観光会長の合図で光をつなぐトーチリレーがスタート。府広報担当副知事「もずやん」や、新世界代表「くしたん」のほか、地元の人々が登場し、点灯会場まで光のトーチを届けた。
大阪の観光名所「通天閣」(リニューアル前)