観光振興に大学生の知恵、TIJが優秀作品を表彰


優秀賞に選ばれた学生と写真におさまる舩山会長(左)

優秀賞に選ばれた学生と写真におさまる舩山会長(左)

 日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ、舩山龍二会長)は10日、東京・丸の内の東商ホールで「ツーリズム産業のミッション」をテーマに産学連携オープンセミナーを開いた。ツーリズム産業への就職を希望する学生や会員企業の社員ら約300人が参加した。

 来賓の溝畑宏観光庁長官は、観光がリーディング産業であることを強調した上で「ツーリズムの世界に入ったら社長のつもりで仕事ができる」とユーモアを交えながらあいさつ。また、医療やスポーツなどを観光と組み合わせる新しい動きが出ていることを指摘し、観光庁としてバックアップする考えを示した。

 「アジア大移動時代における日本とツーリズムの進路」と題して基調講演した寺島実郎・日本総合研究所会長(多摩大学長)は、中国人の海外旅行人数が5〜6年後に1億人を超すと予測、「どう日本に引き寄せるかが重要だ。仮に1割、1千万人を受け入れるとしても今の10倍の規模になる。迎えるインフラはあるのか」と疑問を投げかけ、政府や業界の早急な対応を求めた。また、国内観光については団塊の世代を中心とした「2地域居住」の動きが強まるとし、「これからのツーリズムを支えるシステム」との見解を示した。

 TIJは先に、大学などから「観光振興のための方策」についてのアイデアや研究を公募していたが、同日、優秀賞に選ばれた2作品の表彰とプレゼンテーションを実施した。

 選ばれたのは北海道大大学院生の田部井華代子さんと藤井琢哉さんによる「スマートフォンを利用したパーソナル車窓ガイド『e-Tavie』(イータヴィ)開発の提案」と桜美林大生、中村真人さんの「住民参加型の観光地づくりの提言」。若者ならではの視点に業界関係者も熱心に聞き入っていた。

 また、中村裕・ロイヤルパークホテル会長、清水慎一・JTB常務、見並陽一・JR東日本常務らによるパネルディスカッションも行われ、地域再生に向けたツーリズム産業の役割などについて各氏が持論を述べた。

優秀賞に選ばれた学生と写真におさまる舩山会長(左)
優秀賞に選ばれた学生と写真におさまる舩山会長(左)
 
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