
19年比 外国人は3都県で増
観光庁の宿泊旅行統計調査の第2次速報値の結果、2023年3月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は、22年同月比51.5%増の5068万人泊となった。19年同月比は0.9%減で、ほぼコロナ禍前の水準だった。地域別では、19年同月比で11都道県がプラスだった。19年同月比は、日本人延べ宿泊者数が24都道府県でプラス、外国人延べ宿泊者数が3都県でプラスだった。
延べ宿泊者数の内訳は、日本人延べ宿泊者数が4313万人泊で22年同月比30.2%増、19年同月比3.6%増。外国人延べ宿泊者数は755万人泊で、22年同月比が2183.1%増、約23倍となり、19年同月比は20.7%減だった。
延べ宿泊者数全体を見ると、19年同月比でプラスだった11都道県は、北海道2.7%増▽青森県5.3%増▽栃木県30.2%増▽東京都17.3%増▽神奈川県8.2%増▽長野県1.7%増▽岡山県6.9%増▽徳島県2.7%増▽愛媛県12.9%増▽高知県18.6%増▽熊本県11.1%増。一方で36府県は19年同月比がマイナスで、このうち福島、福井、山梨、佐賀、宮崎の5県は20%以上の減少を記録した。
会員向け記事です。