
観光庁は、宿泊施設の経営改善・高付加価値化に関する事業報告会をウェビナー形式で3月10日から14日にかけて5回開催する。各界のテーマは、業務の洗い出し、SNSの活用、サステナブル認証ラベルの取得、事業者間での兼業・副業の活用、予約管理システム(PMS)の導入など。参加費は無料。宿泊施設の経営者などに参加を呼び掛けている。
【報告会(1)】(10日)
「宿泊施設における業務の洗い出しの重要性について」がテーマ。人手不足の改善に向けた業務の洗い出し方、人事評価の在り方、効果的なシフトの組み方などを紹介する。事例紹介=和歌の浦温泉萬波、石和名湯館糸柳、土湯温泉山水荘。
【報告会(2)】(11日)
「販路拡大に向けたSNSの効果的な活用について」がテーマ。インスタグラムやXなどの活用による旅行商品、宿泊プランの効果的な販路開拓などを解説する。
【報告会(3)】(12日)
「宿泊施設向けサステナブル認証ラベルの取得効果について」がテーマ。旅館くらしき、UNO HOTEL、四季育む宿然林房などの事例を通じて、サステナブル認証ラベル取得の意義などを共有する。
【報告会(4)】(13日)
「事業者間で連携しての兼業・副業のあり方について」をテーマにパネルディスカッションを行う。阿蘇内牧温泉蘇山郷、白樺リゾート池の平ホテル、箱根温泉一の湯などの事例が紹介される。
【報告会(5)】(14日)
テーマは「PMSの導入に向けたノウハウ及び導入効果について」。PMSの選び方や導入、導入効果などが解説される。飯坂温泉小松や、南禅寺八千代、奥城崎シーサイドホテルなどの事例も紹介される。
事業報告会ウェビナーへの参加は、観光庁ウェブサイトの申し込みフォームから。