観光庁、児童・生徒のガイド普及、モデル地域を拡大


 観光庁は今年度、小学生から高校生までのボランティアガイド育成事業に対して助成を行う「児童・生徒ボランティアガイド普及促進モデル事業」の事業実施地域を4地域から10地域に拡大する。地元団体などによるガイド育成事業の浸透を図るほか、より多くの事例を収集しガイド育成推進のための手引書作成につなげたい考えだ。

 児童、生徒によるボランティアガイドの育成は、将来の地域づくりの担い手の養成や旅をする心を育むなどの観点から観光庁が07年から普及、促進を図っている。

 昨年は、4地域(事業主体=北海道・松前町ツーリズム推進協議会、青森県・八戸観光コンベンション協会、滋賀県・湖北町教育委員会、鹿児島県・石橋記念公園)を同事業のモデル地域に認定。各地域で小学生〜高校生を対象にガイド育成が行われ、約40人の児童・生徒がガイドとなり、観光客を案内した。

 今年度は10地域をガイド育成のモデル地域に指定。その経過や成果についての情報を集め、ガイド育成のための手引書作成につなげる考えだ。

 募集対象は、ボランティアガイド団体、観光関連団体、観光地域づくり団体、教育機関など。1件あたり10万円を目安に経費を負担する。

 専用のエントリーシートに必要事項を記入の上、「児童・生徒ボランティアガイド普及促進モデル事業」委託先である財団法人日本交通公社内「児童・生徒によるボランティアガイド普及促進事業」事務局まで郵送で応募する。申込締め切りは30日。問い合わせ先は、同事務局(TEL03・5208・4703)。

 
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