西鉄ホテルグループは、北海道初進出となる「ソラリア西鉄ホテル札幌」(札幌市中央区)を2月1日に開業した。ワンランク上の宿泊特化型ホテルで、JR札幌駅や市営地下鉄駅から徒歩5分のオフイス街に立地。観光客に人気の道庁旧赤れんが庁舎の庭園に面し、札幌時計台や大通公園にも近く、国内外からの旅行客の取り込みを目指す。
鉄筋コンクリート造り地上14階、地下1階建てで、客室数は318室。ダブルとツインのほか、トリプルやユニバーサルルームもある。1階がフロントとロビー、2階がレストランで、地下に大浴場とフィットネスルームが設けられている。
都心で大自然を感じる北海道らしいホテルがコンセプトで、内外装に木材や赤れんがタイルを取り入れ、客室も自然色の落ち着いたデザインで統一。ロッジをイメージした客室もある。
また、レストランでは、旬の道産食材を生かしたシェフこだわりの朝食やランチを用意。窓からの景観と一緒に楽しんでもらい、夕方からはバーとして飲み物類を提供する。
1泊1人の宿泊料金(通常)は、スタンダードルーム9700円(朝食別、税込み)からプレミアツインルーム5万4500円(朝食付、同)まで。開業記念として、4月27日までは特別割引料金で宿泊できる。
同館は新型コロナの感染防止対策にも万全を期している。
吉川敬総支配人は、北海道は人気の地で、札幌は大きなイベントも多く、新幹線も延伸されるとした上で、「念願の進出であり、お客さまに北海道らしい雰囲気の中でゆっくり過ごしてもらえるよう、しっかり運営していきたい」と話す。
同グループのホテルは、札幌の開業で23カ所(国内21、海外2)となる。
外観
客室からの眺め