27日、衆議院議員選挙の投開票が行われた。和歌山2区に立候補していた全国旅行業協会(ANTA)会長・二階俊博氏の三男、二階伸康(のぶやす)氏は、無所属で立候補していた世耕弘成氏に敗れ、落選した。
今回の衆院選で、和歌山2区からは二階氏、世耕氏のほか、立憲民主党・新古祐子氏、共産党・楠本文郎氏、諸派・高橋秀彰氏が立候補。2022年11月に行われた衆院選小選挙区の区割り変更に伴い、和歌山県では従来の3選挙区から2選挙区への区割り変更が行われており、今回は区割り変更後初の選挙となった。
敗れた二階氏は27日夜、田辺市の選挙事務所で支援者を前に記者団の共同インタビューに応じ、「私のような新人候補を、自民党関係者の皆さまからご支援いただき、心から熱く御礼申し上げたい。ふるさとの発展、和歌山の発展を思う皆さまのご期待に沿えなかったことは本当に申し訳なく、残念に思う」と感謝と謝罪を述べた。
今後については、「開票結果の詳細を分析したうえで、有権者からどのような声が届いているかをまずは把握していきたい」と二階氏。共同インタビューの後は、支援者一人一人の席に向かい熱い握手を交わしたほか、有田市や橋本市、地元の御坊市の事務所を訪れて各地の支援者をあいさつして回った。
二階伸康氏(写真中央)