荷物類を客室に 東武鉄道、有料手回り品料金制度を開始 


荷物持ち込みの様子

 東武鉄道は2日から、特定の企業や団体が荷物類を客室スペースなどに持ち込める有料手回り品料金制度を開始した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響による旅客人員の落ち込みを受け、旅客輸送だけにとどまらない鉄道輸送の活用方法として、かつて廃止した有料手回り品料金制度を見直し、社会貢献や地域活性化につながる特定の企業や団体の取り組みをサポートするもの。

 同制度の導入により、事前に承認を受けた特定の企業や団体の関係者が、乗車運賃と合わせて「有料手回り品料金」を支払うことで、列車内へ無料手回り品の制限を超えた荷物類を「有料手回り品」として列車の客室スペースに持ち込むことが可能となる。有料手回り品料金は乗車区間の小児運賃相当額とし、定期利用や特急列車の利用も可能。利用については事前申し込み制で、日時、区間、持ち込み人数、手回り品の内容(大きさ、重量、品目など)のほか、乗降駅における積み降ろしなど詳細な運用方法についての打ち合わせが必要となる。

 同制度を活用した初の取り組みとして、食品ロス削減を目指し、東松山農産物直売所で売れ残った農産物を東武東上線森林公園駅から池袋駅まで鉄道輸送し、特別価格で販売する「TABETEレスキュー直売所」の本格運用を2日から開始した。「今後も地域活性化を目的とした沿線地域特産品の輸送など、本制度を活用した鉄道輸送を検討していきたい」と同社。


荷物持ち込みの様子

 
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