第32回「にっぽんの温泉100選」で草津温泉が16年連続1位 2位別府八湯、3位下呂  

  • 2018年12月15日

「2018年度人気温泉旅館旅館ホテル250選」も決定

 観光経済新聞社は3日、旅行会社やOTAが選ぶ人気温泉地ランキング「第32回にっぽんの温泉100選」を決定した。1位は草津温泉(群馬県)。抜群の知名度と泉質の良さで票を集め、2002年の第16回から数えて16年連続でトップに輝いた。2位は別府八湯(大分県)で昨年の3位から1ランク上昇。入れ替わりで昨年2位の下呂温泉(岐阜県)が3位となった。温泉100選と同時に実施した18年度「人気温泉旅館ホテル250選」なども決めた。

 にっぽんの温泉100選は、旅行のプロである旅行会社などの投票によって、どの温泉地が旅行者に支持されているのかを把握するために毎年実施している。各温泉地がランキングの上位を目指して地域の魅力づくりを進め、日本の温泉地全体のレベルアップが図られることも狙いとする。

 後援は観光庁、日本旅館協会、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会、日本温泉協会、日本旅行業協会、全国旅行業協会、日本観光振興協会、日本政府観光局、公益財団法人日本交通公社の9行政・団体。本社と後援団体の代表メンバーで構成される実行委員会が3日、東京都台東区の本社で審査会を開催した。にっぽんの温泉100選は、主要な国内観光団体が関わっており、観光業界が認める権威ある温泉地ランキングだ。

 投票方法はJTBや近畿日本ツーリスト、日本旅行をはじめとする大手・中堅の旅行会社や、じゃらんnet、楽天トラベルなどのOTAに投票用はがきを配布し、投票を呼び掛けた。7月1日から10月末までの投票期間に集まった有効投票はがき数は8337枚。1枚のはがきに5カ所までの温泉地を記入できるため、総投票数は2万1649票を数えた。

 草津温泉は、古くから名湯として名高い。「泉質主義」をうたい、温泉の質の良さには絶対の自信を持っている。投票者も推薦理由に「泉質」を挙げる人が圧倒的に多かった。温泉地のシンボル「湯畑」、湯温を下げる「湯もみ」といった従来の名物に加え、「御座之湯」「湯路広場」など新たな施設や広場も整備して温泉街の活性化に取り組む。

 2位の別府八湯は、浜脇、別府、亀川、鉄輪、観海寺、堀田、柴石、明礬の8温泉の総称。市内各地に点在し、泉質や雰囲気もさまざまで、多彩な魅力がある。「別府八湯温泉道」「オンパク(温泉泊覧会)」など、温泉資源を生かした地域活性化事業にも力を入れる。

 3位の下呂温泉は、草津温泉、有馬温泉と並ぶ日本三名泉の一つ。インバウンド誘致やエコツーリズムなどの取り組みに熱心だ。7月の西日本豪雨の影響もあり9月下旬の中間集計の時点では7位に位置していたが、後半戦で巻き返した。

 4位は昨年と同じ指宿温泉(鹿児島県)。5位は1ランク上昇で道後温泉(愛媛県)、6位は1ランク下降で有馬温泉(兵庫県)、7位は1ランク上昇で登別温泉(北海道)となるなど、トップ10内は総体的に小幅な動き。強豪がひしめくトップ10の中に、和倉温泉(石川県)が昨年11位から3ランク上昇して8位に食い込んだことが目を引く。

 地域活性化に努めている温泉地や宿泊施設などに贈る「実行委員会特別賞」には、湯田中温泉(長野県)を選んだ。「地元施設の利活用、若手人材の育成などを通じて国内外の宿泊者の増加に取り組み、地域活性化を推進した」ことを高く評価した。

 18年度の人気温泉旅館ホテル250選は、入選した267軒(一つの温泉地内で同一の経営者が営む旅館・ホテルが2軒以上入選した場合、そのすべてを合わせて「1選」と数えている)のうち、初入選は15軒。5回以上の入選を果たした優秀な旅館・ホテル226軒には「5つ星の宿」の称号を贈っている。

 18年度の入選施設への認定証授与式は来年1月16日に東京の浅草ビューホテルで開催する。

 ◎にっぽんの温泉100選実行委員会メンバー(順不同)=佐藤英之・日本旅館協会専務理事▽清澤正人・全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会専務理事▽関豊・日本温泉協会専務理事▽高井晴彦・日本旅行業協会国内・訪日旅行推進部長▽菊池辰弥・全国旅行業協会調査役▽久保田穣・日本観光振興協会副理事長▽山田洋・日本政府観光局地域連携部部長▽岩崎比奈子・公益財団法人日本交通公社観光政策研究部主任研究員▽積田朋子・観光経済新聞社社長

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「2018年度 人気温泉旅館ホテル250選」「2018年度 5つ星の宿」一覧はこちらへ

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