
山梨中央銀行は、地方公共団体向けに提供する課題解決サービスで成果をあげる。2023年1月の開始から24年2月の累計受託料は約1億6600万円、貸出金額は11億4500万円に達した。財政安定化や住民サービス向上などの行政施策を支援するとともに銀行収益増加への貢献を目指す。
同サービスは「山梨中銀やなし ふるさと応援プロジェクト」として、9分野25項目の支援メニューをそろえる。地方創生推進部と地公体取引店が連携し、首長・副首長や関係部門の責任者を訪問。興味を持ったメニューに関しては、ヒアリングした内容を基に具体的な提案を行う。該当する支援メニューがないニーズへの対応も目指しており、同部の担当者は「行政運営で困ったことがあれば、『山梨中央銀行に相談』という意識を醸成できている」と話す。【記事提供:ニッキン】
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