群馬県、団体客増加へ新制度導入


 群馬県は4月から、団体客を送ってくれた旅行会社に対し、利用奨励金を交付(キックバック)する新たな制度をスタートさせる。自治体が集客の手段としてキックバック制を導入するのは珍しい。

 「利用奨励金制度」の対象となるのは富岡市にある県立自然史博物館。旅行業者が同博物館に団体客20人以上を送客すると、支払った割引後の観覧料の10%がもらえる。ただし「窓口で現金納付した場合に限る」(観光国際課)。

 旅行業者は博物館が発行する利用票と請求書に事項を書き込み、提出。博物館は利用実績などを確認した上で旅行業者に奨励金を支払う。「(旅行業者は)そのつど請求することも、年間分を一括して請求することも可能」(同)という。

 博物館は上信越自動車道富岡インターから車で約15分の距離にある。年間観覧者数は約35万人で、うち有料団体客数は500人程度にすぎない。観覧料は、一般500円、高校・大学生300円で、20人以上の団体料金はそれぞれ400円、240円となっている。

 
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