総取扱額48%増、国内旅行41%減 主要旅行10社12月営業実績 


 鉄道旅客協会が1日に発表した主要旅行業10社の昨年12月の旅行取扱額は、前年同月比48.4%増の1521億8215万円だった。新型コロナウイルスの感染者数減少による行動制限の緩和やGo Toトラベルが停止となった昨年からの反動の影響などで、需要が回復基調となり、国内旅行は大幅に増加した。4月からの累計も、感染対策を行った上での旅行が定着してきた効果もあり、増加となった。

 分野別の取り扱い状況を見ると、国内旅行が40.6%増の1327億9443万円、海外旅行が25.9%増の20億3953万円、外国人旅行が41.6%増の18億1443万円。その他は195.9%増の155億3377万円だった。

 各社の状況を見ると、総取扱額は8社が前年実績を上回り、4月からの累計も同様に8社が増加となった。分野別で見ると、国内旅行も、8社が前年比増に。海外旅行は半数以上が前年比増となった。外国人旅行は取り扱いを行った6社のうち、5社が前年を上回った。

 4月からの累計は、総取扱額が前年同期比36.4%増の7955億9878万円だった。内訳は、国内旅行が12.4%増の6215億4749万円、海外旅行が87.0%増の194億323万円、外国人旅行が932.4%増の453億9473万円、その他が615.3%増の1092億5331万円。

 
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