福島県内の旅行会社6社(JTB、KNT、日本旅行、トップツアー、名鉄観光、JR東日本)とそれらの協定旅館・ホテルなどで構成する東北観光推進機構6社協福島支部は19〜21日の3日間、「平成21年6旅連合同首都圏キャラバン」を実施した。
キャラバン隊は、松本友作・福島県副知事を隊長に、旅館経営者ら32人、6旅行会社の福島支店長ら7人、県職員、観光キャンペーンクルー(ミス飯坂、ミス萩姫、会津親善大使キャンペーンクルー、サンシャインガイドいわき)ら約20人で構成。各班に分かれて首都圏のJTB49支店、KNT35支店、日本旅行22支店、トップツアー15支店、名鉄観光9支店、JR東日本27支店の合計157支店を回り、福島県の観光をPR、送客を呼びかけた。
松本副知事は19日、トップツアーの等建次副社長、NEXCO東日本の大西敏夫常務、JR東日本の岩崎伊佐雄東京駅長をそれぞれ訪問。トップセールスを行った。
また19日夕刻より、旅行6社の幹部、東北方面企画造成部門担当者48人などを招いた観光説明会「きてくたされ、ふくしまの夕べ」を東京・千代田区のホテルメトロポリタンエドモントで開いた。
主催者代表の畠隆章・東北観光推進機構福島支部長(吉川屋社長)はあいさつで「NHKの大河ドラマ天地人では8〜9月に舞台が福島県に移る。主人公・直江兼続のゆかりの地が新潟、福島、山形の3県であると認識いただき、福島県にも送客をお願いしたい」と述べ、天地人を切り口とした企画商品造成と団体送客を呼びかけた。
これに対して、石川尅巳・JTB専務は「(伝統的)旅行会社は、いまネットエージェントに押され気味ではあるが、店頭を支持するお客さまは依然として多い。店頭では皆さまからの口伝えの貴重な情報が生命線となるので、キャラバンは大変ありがたい」と旅行6社を代表して返礼した。
松本副知事