福井県水産課ではこのほど、若狭ふぐの料理を提供する宿を「若狭ふぐの宿」として認定した。若狭ふぐのPRと消費拡大、宿泊施設への誘客促進を目的に初めて作った制度。「若狭ふぐの宿」では、県特産の若狭ふぐを使用したふぐ料理を提供。若狭の冬の味覚を宿でのんびり楽しめる点をアピールする。
認証を受けたのは、敦賀市8軒、美浜町2軒、若狭町27軒、小浜市17軒、高浜町17軒の民宿を中心とする計61軒。認証の基準は、提供するふぐ料理に若狭ふぐを25%以上の割合で使用していること。昨年12月には、若狭ふぐを25%以上使用した宿に、「福井県認定 若狭ふぐの宿」と明記された旗と提灯を無料で贈ったほか、若狭ふぐを100%使用した宿には三ッ星入りの提灯を配布した。
県では、「若狭ふぐはどこで食べられるのかといった県民からの問い合わせが多く寄せられるなど反響があった」として、今月中には2回目の募集を行う予定。県内の観光関連団体などに広く呼びかけていく。