石川県羽咋市と日本旅行は2月28日、地域活性化に関する包括連携協定を締結した。同市の観光振興、移住・定住の推進に共同で取り組む。
羽咋市は人口減少の抑制、少子高齢化への対応に「羽咋市人口ビジョン」「羽咋市まち・ひと・しごと創生総合戦略(がんばる羽咋創生総合戦略)」を2015年10月に策定。「羽咋への新しいひとの流れをつくる」を基本目標の一つに掲げている。
日本旅行とは昨年12月、JR七尾線の羽咋―金沢間に貸し切り列車を走らせ、婚活イベント「Happyトレインin羽咋」を実施するなど、協業を既に進めている。
包括連携協定の主な内容は(1)観光振興および交流人口拡大に関すること(2)千里浜なぎさドライブウェイの利活用および保全に関すること(3)移住定住の推進に関すること(4)羽咋ブランドの発信および地産外商の推進に関すること(5)歴史・文化振興および社会教育の推進に関すること(6)その他、地域の活性化、特色ある地域づくりに関すること―。
観光振興では、国内旅行企画商品の開発、海外への魅力発信、インバウンド向けの研修実施、スポーツイベントなどの商品開発を進める。移住・定住促進のモニターツアーも行う。