ロビー、大浴場など改装
北海道登別温泉の老舗ホテル「登別万世閣」が感染防止対策を強化するため実施していたロビーやレストラン、大浴場の改装工事を終え、4月29日から通常営業を始めた。
1階のロビーと売店、キッズコーナーを密が生じないように拡張して整備。3階のレストランも階全体に拡張し、席の間隔を広く取るとともに、アクリル板を設置。調理したての料理を提供するライブキッチンを増設した。大浴場はエントランスの改修や、パウダーコーナーに仕切り板を設置するなどの工事を行った。客室は全室を禁煙化。壁紙の張り替えや備品類の消毒を徹底するとともに、宿泊客がレストランや大浴場の利用状況をスマートフォンで確認できる混雑回避システムを導入した。検温やマスク着用、手指消毒など、ホテル側の対応に引き続き万全を期す。同時に、北海道が推進する「新しい旅のスタイル」への協力を宿泊客に要請。より快適で安心安全な滞在を提供するという。
同館は登別温泉の中心部に位置。11階建てで客室数は198室。5月31日までの間はリニューアル記念の優待料金プランを設定している。