鉄道運輸収入は増加
JR北海道グループは11月14日、2022年度中間期(22年4月1日~9月30日)決算を発表した。北海道の需要喚起策「HOKKAIDO LOVE!」を活用した企画が好調など、鉄道運輸収入が増加するも、原油価格高騰などコストの増加、特別損失に留萌線の廃線に係る基本的な合意に伴う諸費用を計上したことなどから、純損失は8億円(昨年度期は183億円の黒字)となった。
売上高は、前年同期比28.2%増の646億円、営業損失は230億円(同338億円の赤字)、経常損失は32億円(同138億円の黒字)となった。前年度は、国による「経営安定基金の下支え」支援を受けるため、貸付資金を確保する過程で巨額の経営安定基金運用益を計上していたが、今年度はこのような一過性の要因がなかった。
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