総務省がこのほど公表した今年3月の家計調査報告によると、同月の2人以上世帯の1世帯当たり消費支出は30万9800円。前年同月比で実質6.2%増と、4カ月ぶりに増加した。10の費目別では、教養娯楽が5カ月ぶりに増加。交通・通信が4カ月連続で減少した。
教養娯楽は12.3%増の2万8160円。宿泊料、インターネット接続料などの「教養娯楽サービス」や、パソコン、テレビなどの「教養娯楽用耐久財」が増加した。
交通・通信は2.7%減の4万5750円。「自動車等関係費」が減少した。
食料は前年同月と同水準の7万9329円。
10の費目中、8費目が増加。減少は交通・通信のみだった。
同月の2人以上世帯のうち、勤労者世帯の実収入は1世帯当たり48万4914円。前年同月比で実質1.0%減と、2カ月ぶりに減少した。
このうち世帯主の定期収入は2.0%減の35万1740円と、10カ月連続で減少。配偶者の収入は3.2%減の7万3003円と、2カ月連続で減少した。