
鈴木市長(左)と筧さん
静岡県浜松市は3月18日、首都圏向けに観光などアピールする説明会を東京都内で開いた。鈴木康友浜松市長が、07年に全国で16番目の政令指定都市に移行した浜松市について「新たな都市づくりとしてスタートした。観光客を年間1600万人から2年後には2千万人を目指す」と目標数値を述べ、意気込みを語った。
説明会では鈴木市長が同市の自然、観光、産業などの切り口で、魅力を紹介するプレゼンテーションを行った。その1つとして08年度に50周年を迎えた浜名湖舘山寺温泉の記念事業を紹介。
舘山寺温泉では環浜名湖地域や遠州・豊橋までの観光交流広域圏構想のキックオフ事業と位置づけた「観光協会総会 記念フォーラム」、膝栗毛の宿泊ツアーや日帰りバイキング企画などを盛り込んだ「50周年版 浜名湖料理人劇場 浜名湖フードフェア」などを催す。
その他大きなイベントとして花と緑を組み合わせ、幾何学状に形を作り上げる作品「モザイカルチャー」を展示する「浜松モザイカルチャー世界博2009」を紹介。09年9月19日〜11月23日までの期間、はままつフラワ―パークで開かれる。世界30カ国が参加する。
また、同市出身の俳優筧利夫さんがゲストとして説明会に登場。鈴木市長とトークセッションを行った。筧さんは同市をアピールする「やらまいか大使」に就任している。「浜松市は楽器の街なので、『音の街』として階段をピアノの鍵盤にしてみたらどうか」とユニークなアイデアを披露した。

鈴木市長(左)と筧さん