沖縄県の2017年度上半期(4~9月)の入域観光客数は、国内客、外国人客ともに増加し、前年同期比9・3%増の504万6100人となった。すべての月で毎月の過去最高を更新するなど、好調に推移した。
上半期は、航空路線の拡充、訪日クルーズ船の寄港増加、官民一体のプロモーションの効果などがプラス要因。8月は100万2500人となり、初の100万人台を記録した。
このうち国内観光客は、同4・9%増の354万8300人。例年に比べて台風が少なかったことに加え、航空路線の北九州―那覇、名古屋―宮古の新規就航や、各路線の増便などが好調の要因となった。
外国人観光客は、同21・1%増の149万7800人。国・地域別では、韓国や香港の伸びが目立った。航空路線では、西安―那覇、大邱―那覇が新規就航し、台北―那覇、ソウル・釜山―那覇、香港―石垣などの増便があった。訪日クルーズ船の寄港数も大幅に増加した。