沖縄県と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は14日、世界的な不況や円高に伴う観光客の急減を受け、沖縄観光特別対策事業として実施する「美ら夏 沖縄 元気!」キャンペーンをスタートさせた。夏季の旅行シーズンの需要喚起に向けて、国内外でプロモーションを強化する。
沖縄観光のトップシーズンである夏場の集客確保に向けて全県一丸となって取り組む。キャンペーンの期間は10月まで。事業予算は約3億530万円。メーンターゲットを家族旅行に設定。国内外で誘客イベントを実施し、キャラバンを派遣するほか、メディアを活用したPR戦略も打ち出している。
初の試みとして団体旅行への支援金なども実施する。対象経費はバス借り上げ費用、芸能アトラクションの派遣費用など。
OCVBの沖縄観光情報サイト「真南風プラス」では、キャンペーンイベントの告知のほか、サイトアクセス者に対するプレゼントを4回にわたって実施する予定。旅行者参加型企画としてエッセイコンテストなども開催する。
このほか、首都圏の高級レストラン(沖縄料理店以外)や「ぐるなび」と連携して、沖縄食材を用いたフェアを実施する。
外国人旅行者の誘致については、中国最大の検索サイト「百度(バイドゥ)」にバナー広告などを掲載。また、6月18〜20日に開催される北京国際旅遊博覧会にも出展し、沖縄観光をアピールする。
キャンペーンのキックオフイベントは16、17日に東京都江東区のららぽーと豊洲で開催した。
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