沖縄県は、日本の中でも独特な風土の中で育まれた歴史、文化などさまざまな魅力にあふれている。学校のニーズに応える「歴史」「文化」「自然・環境」「平和」など多くの分野で学習ができ、またリゾート地としての非日常体験も可能なことから、教育旅行実施地域としての総合力が高く評価され、毎年46都道府県、年間約2400校、41万人の学生が来訪している。
令和2年度は新型コロナウイルスの影響により、修学旅行を延期や中止にする学校が相次ぐ中、1人でも多くの学生に安全、安心に沖縄修学旅行を体験してもらえるよう、新型コロナウイルス感染症対応フローや、よくある質問などを掲載した「沖縄修学旅行 防疫観光ガイドライン」(随時情報更新)の策定や、沖縄県内の修学旅行受け入れ施設が取り組んでいる感染防止対策を取りまとめた動画の公開を行っている。
ほかにも、修学旅行受け入れ施設ごとで定期的に感染防止対策にかかる意見交換会を実施し、すでに修学旅行を受け入れた施設からの課題抽出や改善策などについても情報共有を行っている。
併せて、専門家によるセミナーを開催し新型コロナウイルス感染症に対する知識を深めるなど、受け入れ対策の強化に努めている。
各催事については、例年全国各地で実施している沖縄修学旅行フェアや説明会など、全国的な感染状況を踏まえ今年度は一部を除きオンラインで開催し、沖縄県内の修学旅行受け入れ施設による生配信によるプレゼンテーションやZoomを使用した個別相談会を実施した。
「修学旅行は、学校生活の中でも参加する学生にとって最も強い印象として残る極めて価値のある教育的体験活動」と修学旅行の受け入れを担当する沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)。
また、「沖縄県では安全、安心かつ有意義な修学旅行の場を提供すべく、さらなる感染防止対策を図るなど、受け入れ対策の強化に努めるとともに、沖縄での修学旅行を検討している学校関係者や旅行会社などに向けて、その魅力や、学習効果を広く発信していく」と話す。
沖縄修学旅行に関する問い合わせは、OCVB本社(沖縄県那覇市)TEL098(859)6125、もしくは、同・東京事務所(東京都千代田区)TEL03(5220)5311まで。
ハイビスカス(写真提供=OCVB)
沖縄の守り神シーサー(写真提供=OCVB)