
太田社長と田代社長
民泊事業会社、楽天LIFULL STAY(楽天ライフルステイ、太田宗克社長)と、宿坊予約サイト「テラハク」運営の和空(本社・大阪市、田代忍社長)は18日、宿坊施設の宿泊販売と運用代行で業務提携した。
和空は、寺社の宿坊施設を一般の宿泊客がより利用しやすい宿泊先として改修・整備し、宿坊予約サイトのテラハクを通じて、順次宿泊販売していく。楽天ライフルステイは、同社運営の民泊予約サイト「Vacation STAY(バケーションステイ)」と国内外の提携宿泊予約サイトを通じて宿坊の予約販売を支援する。また、和空の要請に応じてマニュアル作成や販売管理などの運用代行を行う。
両社は本提携の第1弾として、滋賀県の三井寺(正式名称・園城寺)の境内にある僧坊「妙厳院(みょうごんいん)」を改修、整備した宿坊施設「和空 三井寺」の宿泊予約受け付けを8月1日から始める。楽天グループの楽天コミュニケーションズが提供する民泊運用支援サービス「あんしんステイIoT」を導入し、タブレット端末でチェックイン時の本人確認や鍵の管理などを行う。
和空三井寺は、民泊施設として和空が運営。間取りは3LDKと仏像が置かれた仏間の合計約176平方メートルで、定員は8人となっている。
太田社長と田代社長