
楽天・じゃらん・一休は、共同で不正利用対策を強化する。
ソリューションおよびサービスを提供するジャパンシステム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:井上 修、JASDAQ上場:証券コード9758、以下ジャパンシステム)は、旅行チケットなどのネットによる不正購入を防止するために、旅行会社が設立するコンソーシアム「旅行業不正検知共通プラットフォーム:JIRSTA (Japan Internet Reservation Standard for Travel Agency) 」の運営を担当することを発表します。
JIRSTAは、楽天トラベルを運営する楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史)、じゃらんを運営する株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)、 一休.comを運営する株式会社 一休(本社:東京都港区、代表取締役社長:榊 淳)の3社が発起メンバーとしてスタートしました。今後、順次参画される企業が予定されております。
JIRSTAの目的は、グローバル社会の進展により、旅行産業が大きく変革している中、ネット利用による不正購入に対する技術の開発・実証や、旅行業の発展に寄与するソリューションの創出を推進するため、業界を挙げて新時代に対応する不正防止の対策を強化することです。
その目的を達成に向けて、JIRSTAが次の事業を行い、会員各社にサービスを提供していきます。
1. 旅行業界のネット取引不正の検知技術・情報及び知見の共有と標準化等の推進
2. その他JIRSTAの目的を達成するために必要な事業
このように、年々拡大する不正被害が、越境ECの拡大と共に益々被害が拡大する状況に対して、業界全体で対策効果を狙います。各社が個別に不正防止策を講じるよりも、不正利用履歴データの共有化や高度化する不正利用への防止策の共有により、対策に掛かる費用も削減します。
今後、JIRSTAのメンバーを広げて、業界全体の利用による相乗効果をさらに高めていきます。
<背景>
インターネットの普及とグローバル社会の進行化により旅行産業が大きく変革しています。インターネットを使ったEC(電子商取引)は、この数年大きく拡大しています。一方で、不正利用に対する技術の開発・実証や、旅行業の安心安全を担保するソリューションの創出が求められています。
特にクレジットカードによるECにおいて、越境ECの拡大と共に不正被害が年々拡大しております。